ハーバリウム作家としての起業に必要な資格と収益化方法

ガラスのボトルに、プリザーブドフラワーやドライフラワー、ドライフルーツなどを専用のオイルで浸したインテリアアイテムです。お手入れ不要で、きれいなお花を長期間楽しめるため、ギフトにもよく利用されています。

もともとは、研究のためにお花を長期保存する目的で作られていた「植物標本」。
現在では、可愛らしくデザインされたハーバリウムが増え、インテリアとしても大人気になりました。
お手入れ不要で、いつまでもお花の美しさを楽しむことができるのも人気のポイント。種類の違うハーバリウムの並べ替えだけでも、表情の違うインテリアを楽しめます。

ハーバリウムでは、瓶の中に、保存用のオイルと一緒にお花を入れてデザインします。
中に入れるのは、ドライフラワー、プリザーブドフラワーなどの「水分のないもの」であればOK。
ドライフルーツや、貝殻、ビー玉などを入れたハーバリウムも人気です。

最近では、単純なガラス瓶ではなく、電球型のボトルやボールペンの中にハーバリウムを作る方もいます。

アイデア次第で、容器も内容もオリジナルデザインが作れますし、もともとがきれいなお花なので、ある程度は素人が作っても素敵に見えることから、ワークショップでも人気があります。

主には、ハーバリウムで制作した小物の製作、販売を行います。
またワークショップの形で作り方を教えたり、熟練すれば作り方を教える講師を育成することも可能になります。

ハンドメイド作品ですので、特に資格はなくても販売したりお教室を開いたりすることはできます。
お教室を開くにあたって取得しなければならない認可もありません。

完全な独学でも、作品のクオリティが高ければ人気作家になることも可能ですし、きちんと生徒さんに教えることができる知識があれば、ワークショップを開くのも問題ありません。

ただ、お教室を開いたり、ネットショップで販売したりするときに資格を提示できれば信頼が得られやすいことと、資格を取得する講座の中には生徒さんへの教え方なども含めて習えるところもあるので、一度きちんと習っておくと安心です。

セレクトショップや、ハンドメイド雑貨を扱う店舗が近所にあれば、委託販売してもらうことができます。
また、ネット上のハンドメイド販売サイトで委託販売したり、ネットショップを開設するのもおすすめです。
お花屋さんとつながって、材料を卸してもらいつつ販売をお願いするというのもアリです。

ハンドメイド通販サイトでは、およそ1,000円前後～3,000円程度の値段をつけている人がほとんどです。
アクセサリーにしたものなどは、4,000円前後でもあるので、このあたりはアイデア次第になってきます。

自宅サロンや、小さなレンタルスペースを借りて、お教室を開くこともできます。
ワークショップも人気があり、3,500円前後で開催されています。

材料さえ揃えることができれば、ハーバリウムの作成自体は簡単なので、「自分で作ってみたいけど、難しい」というお客様に向けて、わかりやすく作り方をサポートしてあげましょう。
「季節ごと」「記念日ごと」など、アイデア次第で様々なアイテムを用意すれば、リピーターも作れます。